北海道栗山町議会の議会報告会調査レポート 


東京財団ホームページから転載
 概要

 2010年2月15日〜20日の6日間にわたって実施された第6回栗山町議会の議会報告会の南町内会館・日出生活館・12区会館の3か所に参加しました。配布された説明資料は、「議会報告会」と題した10ページの冊子と昨年(2009年)の議会報告会で住民から提示された意見・要望に対しての回答書です。「議会報告会」は、報告事項と資料の二部構成となっていました。意見・要望に対しての回答は、道路補修や合併問題、町職員の研修、町長の公用車、指定管理者制度など多岐に及ぶ26項目について行政からの回答を簡潔に記述されています。

 参加した3会場全てで、議員も参加住民も床に座布団を敷き座る形体を基本としていました。パイプ椅子やソファも用意されており、和やかな雰囲気が演出されていました。初めに会場の地区長からの挨拶と趣旨説明がありました。報告事項として住民が強い関心と身近な問題と議会が考えた4項目(養護老人ホーム民営化・給食センター調理業務民営委託・赤十字病院の状況・議会モニター)について、それぞれ紙1枚に経緯や可否理由、各議員の賛否表をまとめていました。

 配布資料だけでなく、会場には主要な報告事項を図表で示した議員手作りの大型パネルも用意されていました。養護老人ホーム民営化による運営費の比較表や給食センター調理業務を民間委託したケースの運営組織図は、議会が議決するに至った基本的な考え方や視点を住民にわかりやすく丁寧に示す最適なものでした。その他の報告事項についての議員の説明と答弁が明瞭であり、理由にも説得力を感じました。行政が提示した原案には明確に示されていない経費(人件費・維持修繕費等)を具体的な数字と年数を議会の調査で指摘して、それぞれ可否の結果に至ったことが理解できました。

 発言する議員も参加町民もマイクを利用せず、自声で話しをしていました。マイクのスウィッチのオン・オフ確認や質疑応答の間に生じる1秒にも満たない空白の時間も会全体の雰囲気を緊張と集中を維持するためには必要と考えた結果だったのでしょう。 多弁でマイクを握ると放すことを忘れる議員が珍しくないですが、このようなちょっとした工夫が、議会と町民の距離を縮め、忌憚のない意見交換ができる秘訣のような印象を受けました。
 
 町民との意見交換では、町内巡回バスの運行状況や除雪、鹿をはじめとする有害鳥獣による被害など詳細多岐にわたる住民生活に密着した要望がありました。しかし、配布された資料にある町税の未収金について背景や徴税実態だけに意見するのではなく、周知広報的な観点から、個人住民税と法人市民税を分けて議論することを提案する町民もいました。また、高齢者の低所得者住宅について、今後、駅前や中心市街地の通院や買い物に便利な立地に空き店舗を活用することを提言する別の町民もいました。

雑感

 地域の緊急医療対策は全国的な課題ですが、栗山町の議会報告会では、病院経営や医師確保の難しさを踏まえ、町民一人ひとりが日常の生活の中でどのような貢献や協力ができるか真剣に議論していました。医療問題の核心に迫る質疑応答が行われていました。

 議会内外でこれだけの量と質の仕事を遂行している栗山町議会議員の身体的、精神的な緊張感と疲労感は、想像を超えるものであろうと推測します。

<文責:赤川貴大>

議会改革に対するこれまでの若杉の提案


2010(平成22)年2月26日

■ 議会改革について

昨年12月定例会において、議員定数削減を議決いたしました。これは、財政的理由もさることながら、提案理由の中にもあるように「議会に対する市民の率直な声」、端的に言えば「議員の数は多すぎる」との市民の声を具体化したものにほかなりません。

「議員の数が多い」との声に応えようとするならば、これからも選挙のたびに定数を削減し続けなければなりません。これ以上の削減は議会機能の低下を招くのではないかと懸念いたします。
今、各議員の議会での役割を考えると、決して議員数が多いとは思われません。ではなぜ「多すぎる」と思われているのか。それは議会の役割、活動が市民に理解されていないからではないでしょうか。

例えば今、市民の大きな関心事である市立病院の整備問題に関しても、議員一人ひとりの考えは各々の後援会等に報告はしても、議会としてどのような議論をして、整備に向けてどこまで進展しているのかは、市民に全く発信されておりません。
さらに言えば、綾市長はマニフェストで対話重視を掲げ、出前ミーティング・市長サロンの開催、目安箱の設置等、精力的に市民から直接、要望を受け、市政に関する情報を発信しております。
坂出市政を支える大きな2本の柱の一方が積極的に市民対話を重ね、他方は静かな存在。大げさかもしれませんが、議会の存在意義が問われる時が来るのではないかと危惧いたします。

そこで、議会改革の第一歩として、次の2点を提案します。

  1. 議会報告会の開催。
  2. 本会議の議論をわかりやすくするため、一問一答方式の採用。

 なお、参考資料として、日本で初めて議会基本条例を制定し、積極的に議会改革に取り組む、北海道栗山町議会、議会報告会の調査レポート(東京財団ホームページから転載)を添付します。





























































2011(平成23)年6月1日

議会改革へ向けての要望

議会が将来に向けて、市民との新たな信頼関係を築くため、微力ながら力を尽くしてまいりたいと考えております。

つきましては私案ではございますが、改革へ向けての1つの案として下記の事柄を検討いただければ幸いです。

                                記

○ 議会改革を検討する任意(法定外)の委員会設置について

議会改革を検討する任意(法定外)の委員会を設置し、議長より議会改革についての諮問を頂き、答申を提出するという方法は採れないか提案いたします。

諮問事項に関しましては、

  @議会改革の基本理念に関すること。

  A改革の検討事項抽出及び優先順位に関すること。

  B仮称坂出市議会議会基本条例の原案作成に関すること。

  Cその他議会改革に関すること。

委員会構成は、

  @ 2名以上の会派から1名ずつ選出し、5名で構成する。

  A正副議長は委員会に出席し、発言することができる。

  B一人会派の議員は委員外議員として出席でき、委員長の許可があれば発言できる。

  C正副委員長は互選により選出する。

  D必要があれば市民及び学識経験者に出席依頼ができる。

議運と各派会長会との関係は、当該委員会で検討事項として抽出された課題のうち、議運または各派会長会での検討事項とされた事項についてはそれぞれで検討する。

設置期間は本年6月から来年4月までとする。12月に中問答申、4月に最終答申を議長に提出し、条例改定が必要なものに関しては5月臨時あるいは6月定例会に提案する。

更に議会全体での議論を深めるため、各会派への経過説明は会派選出委員が責任を持って行い、各議会ごとの議員総会においても経過説明を行うこととする。

以上が私案であります。ご検討をよろしくお願いいたします。



2011(平成23)年7月9日

■ 議会改革への意見

議会改革または議会運営の改善について
 
 ■ 情報公開の観点

   ・ 議会日程の早期公開
   ・ 会議の原則公開
   ・ 議案の事前公開
   ・ 傍聴者への質問要領、会議資料等の提供
   ・ 議会関係資料の事前或いは事後公開(web 上)
   ・一般質問のweb 配信(KBN 未加入者への配慮)
   ・委員会記録の公開
   ・ 議案に対する賛否の公開
   ・ 行政視察の結果報告
   ・ 議長選出の透明化(被推薦人、立候補者の所信表明)

 ■ 住民参加の観点

   ・ 議会報告会の実施
   ・ 市立病院新築等の重要案件では市民との意見交換会を実施
   ・ 請願・陳情者が会議で直接説明する機会の保障

 ■ 議会機能強化の観点

   ・ 一問一答方式での質疑
   ・ 理事者への反問権付与
   ・ 日曜議会の開催
   ・ 公聴会・参考人制度の活用
   ・ 議員間討議(自由討議)の制度を規定
   ・ 議会による調査活動の活発化
   ・ 会派別の議案説明(勉強)会を議会への説明会に発展させる
   ・ 政務調査費使途の検討
   ・ 諮問機関、審議会への委員就任の検討
   ・ 議会広報のさらなる充実(議会だより、議会website の内容検討)
   ・地方自治法96 条2 項に基づく議決事項の追加
   ・改正自治法第2 条第4 項(市町村基本構想の議決の義務づけの廃止)の検討

 ■ その他の観点

   ・ 市長が提案する重要案件について
     1. 政策の発生源  2. 提案にいたるまでの経緯  3. 他の自治体類似する政策と比較検討
     4. 市民参加の実施有無及びその内容  5. 総合計画との整性  6. 財源措置
     7. 将来にわたるコスト計算等を明かにするよう求める
   ・ 議会事務局の強化(人員配置等)


   ・ 坂出市議会基本条例が先進市の条例比較等のみで作成する「作文条例」「理念条例」にならないよう、活発な討議が必要。
   ・ 議会改革の進捗状況公開と市民委員或いは参考人の導入が必要。
    ⇒議会改革の基本は「市民に開かれた議会」である。
      市民の意見が反映されない議論は「市民を遠ざける議会」を作ってしまうことになりかねない。

2011(平成23)年7月25日

■ 議会改革 審査手順の提案

議会改革の審査手順の提案

1. 議会改革に当たっては議運のメンバーでワーキンググループを作り、改革項目を抽出し、左記のようなシートを作成し、論点を明確にして議運で検討してはどうか。

(参考 山陽小野田市議会)









































2. 基本条例の審査にあたっては委員長の素案のみで審査するのではなく、先進市議会の条例研究のため、先のようなシートを作成すべきではないか。

3. (議運の)委員長、副委員長のご努力は素晴らしいものがあるが、全議員、少なくとも議運のメンバーは全員が同じステージに立って議会改革に取り組まなければならないと考える。
委員長、副委員長のみで準備をせず、他のメンバーも加えるようにすればどうか。